レポーター

名前
岩本 直樹
いわもと なおき
会社名
鹿島建設株式会社
入社年
2003年入社
学部専攻
工学系研究科
出身地
兵庫県
趣味
登山・スキー
月別アーカイブ
2009年5月 [2]
2008年12月 [1]
2008年11月 [2]
2008年10月 [2]
2008年9月 [3]
2008年8月 [2]
2008年7月 [3]
2008年6月 [2]
2008年5月 [3]
2008年4月 [3]
2008年3月 [1]

12の倍数で握手

裏高尾橋の最も高い橋脚は45mを超えます。

しかし、中に入っている縦方向の鉄筋(主筋)が、
1本45mという訳ではありません。
そんなに長いと、道路を運送することもできませんし、
組立てる上で、現実的ではないからです。

そこで、鉄筋はある程度の長さごとに組立てて、
(裏高尾橋は主筋が12mで、一般的な鉄筋で最長のものです)
互いに繋げてゆく必要があります。
鉄筋と鉄筋の間は『継手』で繋ぎます。

継手は母材の鉄筋以上の性能が求められます。
特に橋脚の主筋に用いられる継手は
地震時の繰返し荷重にも粘り強く変形できる性能が必要です。

一般的には、突き合せた鉄筋に高熱と圧力を加えて継ぐ方法(ガス圧接)や
金属を溶かし込みながら、鉄筋の端部を溶融して継ぐ方法(エンクローズ溶接)
などが用いられますが、高強度鉄筋(SD685)には使えません。

高強度鉄筋の継手に裏高尾橋では
「モルタル充填継手」を採用しています。

これは、内側に凸凹の溝のある筒状の鋳物に
鉄筋を両側から突き合わせて挿入し鉄筋と鋳物の間に
高強度のモルタルを充填して継いでゆく方法です。
(※モルタルとは、セメントと水と砂を混ぜたものです。
ちなみに、コンクリートは、セメントと水と砂と砂利を混ぜたものですよ)

モルタル充填式機械継手

こうして、現場では鉄筋を継いでいきながら橋脚の高さを増しています。
下の写真は、最近完成した橋脚です。

090518_02.jpg

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