レポーター
名前:小松川 花子
(こまつがわ はなこ)
会社名:大成建設株式会社
入社年:2006年入社 3年目
学部専攻:土木工学科
出身地:富山県
趣味:旅行・ショッピング

最後の祭り

November 25 [Tue], 2008

komatugawa01.jpg
最終の10ロットのコンクリートを打設しました!
これで、計10回あった、コンクリート祭りも終わりです。

1ロットのコンクリートの打設をしたのが、去年の6月で、
それから約1年半をかけて、
躯体の大きさが約40m×40m、
高さ約45mの躯体を構築しました。
日々の作業の中では、なかなか目に見えて構造物ができているという
感じはしませんが、
こうやって今、躯体を眺めてみると、各ロットを構築していたときに、
あんなことがあったな~。なんて懐かしく思い起こされます。
忙しい日や、夏の暑さが厳しい日、雨や雪が降っている日は、
この躯体、できるのかな~...なんて考えたりしましたが、
現場の所長曰く、「終わらない仕事はない!」
当たり前ですが、本当にそうなんだな~と実感しました。


土木の仕事は、建築の仕事とは違い、
人目につかないところでの仕事がほとんどです。
仮囲いの中で何をしているんだろう?
と思っていても、仮囲いがなくなったら、何もなかった...。
なんてこともあると思います。
しかし、その中にも色々なドラマがあるのです!
このポンプ所も最終的には、
3階建ての建物がこの躯体の上に建つ予定で、
外から見ると、地下40mもの構造物があるなんて、
考えられないような状態になるはずです。
実際にこのポンプ所が、完成し、稼動するまでには、
まだあと数年かかると思いますが、
この施設ができることによって、
周辺の住民の方々が、よりよい環境の下で、
安心して生活して頂けるようになるといいなと思います。

komatugawa02.jpg
3月からこのブログが始まり、早9ヶ月。
工事の進捗と共に、歩んできたわけですが、
工事現場のこと、少しわかって頂けましたでしょうか?
まだまだ伝えたいことは、たくさんあるのですが、
躯体の構築が終わったところで、
このブログも終わりになります。

今回工事の工期は残すところあと半年を切りましたが、
最後まで、毎日安全に、確実に工事を進めてゆきたいと思います!

今までお付き合い頂きまして、
どうもありがとうございました!

<現場データ>
進捗率 
躯体構築
鉄筋工...100%
型枠工...100%
コンクリート工...100%
ニューマチックケーソン
掘削工...90%(あと5m)

女性技術者

October 24 [Fri], 2008

工事現場では、
少しずつ女性の技術者が増えています。
今、私の会社でも、
同じ支店内に5人の女性社員が現場で働いています。

女性が現場で働くということは、
基本的に、私自身が体力を使って作業をするわけではないので、
普通に他の社員と同様に仕事をしています。
もちろん、たまに体力を使うこともありますが、
それは、周りの方々のサポートもあり、
こなすことができています。
よく私が人から言われる建設業界のイメージは、
'建設会社の仕事=力を使う仕事'
と思われがちですが、私たちのような管理業務に関しては、
体力勝負ということはありません。


しかし、まだまだ、他の業界に比べると
女性の進出という点から言えば、
遅れをとっている建設業界です。
女性が現場の中にいること、
そして女性の観点から現場を見るということで、
男性とは違った視点が増え、
現場も安全面、工程面など、
様々な場面で、何かしら、よりよくなるのではないかと思います。

建設会社だけでなく、
これから益々、女性の技術者が増えることを私自身願っています。


現場は、今、最終の10ロットの構築が始まりました。
毎日、現場と事務所を行ったり来たり、
足場を上ったり下りたり、
測量したり、写真を撮ったり、
ばたばたやっていますが、
楽しく仕事しています!


鉄筋材料確認.jpg
型枠出来形確認.jpg
このような感じで仕事しています。


<現場データ>
10ロット
11月下旬のコンクリート打設に向けての進捗率 
躯体構築
鉄筋工...20%
型枠工...10%
ニューマチックケーソン
掘削工...20%

Build Up ECO!

September 22 [Mon], 2008

最近、「ECO」とか「環境」なんて言葉を良く耳にしますが、
工事現場も、色々な工夫をしているのです!

防音ハウス.jpg

まず、この現場の場合、周辺へ騒音が出ないように防音壁を建て、
音が出てしまう機械には、消音装置を取り付けます。
それでも音の漏れを抑え切れない機械については、
防音ハウスの中に機械を設置します。
こういった場合、写真にあるように、屋根を一旦取り外して、
クレーンで上から機械を吊り、設置します。
また、屋外で使用する重機は低騒音型の重機を使用しています。
こうすることによって、
夜間でもほとんど騒音を出すことなく仕事ができるようになります。

大江戸打ち水大作戦.JPG

夏には、地球温暖化が進む中で、
現場内にある、水処理プラントで処理された水を使って、
熱くなった現場のアスファルトに打ち水をします。
少しは涼しくなったような〜・・・という感じですが、
きっと、地球温暖化に歯止めをかけるために、
少しは役に立っているに違いありません。

エコキャップ.JPG

さらに、毎日、大勢の人が仕事をする場なので、
どうしても出てしまうのがゴミです。
その中でも、よく出るゴミのひとつがPETボトルです。
PETボトルのキャップを800個集めると、
子供一人分のワクチンに換えることができるということで、
大成建設では、本社・支店・作業所が一体となって
PETボトルキャップを集めています。
個人で800個ものキャップを集めるのは難しいかもしれませんが、
塵も積もれば山となる!
現場もたくさんの人の手作業で大きな構造物を作っているので、
同じです!

このようなECO活動も
現場の皆で取り組んでいます。
<現場データ>
9ロット
10月中旬のコンクリート打設に向けての進捗率 
躯体構築
鉄筋工...70%
型枠工...50%
ニューマチックケーソン
掘削工...75%

9ロット開始

September 1 [Mon], 2008

スライド1.JPG

これが、今現在ヤード(資材置き場)にある、鉄筋です。
この量は、今回9ロットで構築する全体量のうちの
約3分の1の量です。

今回は、全数量が約300tです。
この鉄筋を約1ヶ月かけて、
躯体を組み上げてゆきます。


今、現場には、
当社の事務の新入社員が二人研修に来ています。
(写真:右:研修生、中:私、左:研修生、左前:鉄筋屋さん)
今回は、その二人に現場の印象をインタビューしてみました!


これまで、建設現場は仮囲いの外から見るだけで中では
どのような作業が行われているのか全くわかりませんでしたが、
この作業所で働くことで少しずつですが建設現場というものが
見えてくるようになりました。
どんなに大きな建物や優れた構造物も
職人さんたちが過酷な状況の中でも、
一つ一つ手作業で足場を作ったり鉄筋を組んだりということを
確実に行ってくれたうえに成り立っていることを日々実感しています。

S.E

建築工事の現場と違い、
小松川のような土木の現場は何年たっても
その様子が大きく変化しないので、
囲いの中ではどのような工事が行われているのか
不思議に思っていました。
しかし、実際中に入ってみると高度な技術を駆使し
日々現場の風景は変化し続けていることに驚きました。
歴史的にも氾濫を繰り返してきた荒川ですが、
ポンプ所が完成すればその周辺に住む方に、
より安心して生活して頂けます。
その様な大きな役割を担うポンプ所工事の建設に
携わることができ嬉しく思っています。

S.A


彼らは、今まで土木を勉強してきたという経験はありません。
とても新鮮な目線で現場を見てくれるので、
私自身も、この現場に来た頃のことを思い出します。
初心、忘るべからずですね!

<現場データ>
9ロット
10月中旬のコンクリート打設に向けての進捗率 
躯体構築
鉄筋工...10%
型枠工...5%
ニューマチックケーソン
掘削工...5%

守り神

August 18 [Mon], 2008

神棚.JPG

工事現場には、必ずと言ってよいほど、
神棚があります。
この現場内には、
私たちの事務所、構築業者さんの事務所、ケーソン専門工事業者さんの事務所と、
建物の中に3つも神棚があります。


毎月、1日には現場の安全を祈願して、
事務所の皆で事務所の中にある神棚に安全祈願の礼拝をします。
1日に執り行うので、
'1日会'と言います。
ほとんどすべての工事現場で、1日会を行っています。

聞いたことがあるかもしれませんが、
昔は、山での工事は、女性が立ち入ると、
山の神様が女性なので、神様が嫉妬して怒ってしまう。
なんていう迷信があり、
トンネル工事では、女性が坑内に立ち入ることが嫌われていました。
私たちの現場も、
土を扱う工事なので、
この現場の神様も女性だそうです。

今のところ何事もないので、女神様とも仲良くできているようです^^
毎日、神様に見守られ、
安全に作業できることを祈りながら、作業を進めています。


<現場データ>
8ロットコンクリート打設は、8月1日に無事終わりました。

カリー曜日

July 14 [Mon], 2008

林カレー.JPG

私の作業所は、
毎週金曜日がカリー曜日なんです!

普段は毎日、仕出屋さんのお弁当なのですが、
金曜日は、事務の女性の方がカレーを作ってくださいます。


金曜日が待ち遠しくなるほどのおいしさで、
みんなカレーを作ってもらえることを本当に楽しみにしています。

夏になり、毎日とても暑く、
少し現場に出ただけで、汗が止まりません。
少々バテ気味のときでも、
心のこもった手作りの温かいカレーは、
炎天下の現場に出て疲れた体を癒してくれます!!

8ロットのコンクリート打設まで、
残すところあと数日です。
外は暑いですが、
皆打設に向けて、頑張っています。

今週も金曜日が待ち遠しいです。


<現場データ>
8ロット
8月始めのコンクリート打設に向けての進捗率 
躯体構築
鉄筋工...100%
型枠工...95%
ニューマチックケーソン
掘削工...100%

現場娘

July 3 [Thu], 2008

この現場には、
私以外にもう一人女性がいます。

この現場のランドマークとも言える、
タワークレーンの1基のオペレーター(操縦者)は、
実は女性なのです!

現場娘.jpg

現在タワークレーンの、
支柱の長さは、基礎の部分から高さ約45mあります。
鉄筋や型枠、さらに重さ10t以上もあるケーソンの設備を吊って、
躯体の中に運ぶ作業をします。
クレーンは、工事現場にはなくてはならない重要な機械です。

タワークレーン.jpg

その機械を、
かわいい娘が操縦しているのです。
機械の外側から見ると、
あんなに大きな機械を操縦しているのが、
女性だなんて思わないですよね。
運転をする姿はとってもかっこいいです!

タワークレーン...下ろした現場.jpg

操縦席の下は、吊っているものが見やすいように、
足元もガラス張りになっていて、
高所恐怖症の人では、立ち入れないようなところです。
また、どうやって上に上るかというと、
クレーンの支柱の中に梯子があり、
そこを上り下りします。
これもまた、高所恐怖症の人では出来ないことです!


こういった工事現場でも、女性が活躍できる場は広がっているのです。
この現場では、私も含めて紅二点、毎日頑張っています!

<現場データ>
8ロット
8月始めのコンクリート打設に向けての進捗率 
躯体構築
鉄筋工...50%
型枠工...40%
ニューマチックケーソン
掘削工...50%

もう一つのケーソン

June 23 [Mon], 2008

6月13日、7ロットのコンクリートを無事に打設することができました。

それでは、今回は、現場内にある、
既に出来上がっているケーソンの躯体を紹介したいと思います!


現在、構築しているのが2号ケーソンで、
この現場内には、約1年半前に構築し終わった、
1号ケーソンと呼ばれる躯体があります。

写真1.jpg

1号ケーソンの躯体の大きさは今回構築しているものと
大きさ、深さ共にほぼ同じです。 
下の写真で見える床がB1フロア(地下8m)です。
こうやって見ると、地下40mの深さまであるなんて思えないですよね。

写真2.JPG

この現場は、工事が始まってから既に約5年が経過していますが、
建築工事とは違って、地上に出る躯体の部分は常に10m程度で、
また、竣工(工事の終わり)時は、
躯体が40m沈んだところで終わりなので、
地上には一切何も残りません。
それなので、周辺を散歩されている方々には、
「こんなに毎日やっていて、何も出来ないの?」
と、よく聞かれます。
確かに、そう思われるのも仕方ありません...。
しかし、これがこの現場の工事の特徴なのです!

土木工事は、橋梁等以外、地下に構造物を作ることがほとんどなので、
なかなか皆さんのお目にかかることはありませんが、
何か見学会などがありましたら、是非行ってみてください。
異空間が広がっているかもしれません!

写真3.JPG

<現場データ>
8ロット
8月始めのコンクリート打設に向けての進捗率 
躯体構築
鉄筋工...10%
型枠工...5%
ニューマチックケーソン
掘削工...10%

オフィスワーカー

June 17 [Tue], 2008

オフィスワーカー.JPG

みんなが机に向かって黙々と仕事をしています。
オフィスでは一見普通に見える光景ですが、
ここは工事現場です!


この現場の躯体(コンクリート構造物)は、
縦40m×横40mで、現在高さ約30mが出来ています。
そのコンクリートの塊の下に、
人の入ることができる作業室があるのです。
私も入ったことがありますが、
正に異空間です。
初めて入ったときは、
ここも東京なんだ...と、呆然としてしまいました。
そして、天井の上に何万トンのコンクリートが乗っかっているかと思うと、
作業室が潰されてしまうのではないかと、
びくびくしてしまいましたが、
ちゃんと管理しているので、実際そんなことは起こりません!

この写真の方たちは、
机の前にあるモニターを見ながら、
現場の躯体下、現在地下約25mにある機械の操作を
現場から離れた事務所の中で行っているのです。

遠隔操作.JPG

モニターカメラで見ていると、
誰も乗っていない機械が、
あっちへ行ったりこっちへ来たりしながら、
土を掘っています。
何とも不思議な光景です。

外にずっと出て、仕事をしていると思われがちな建設業界の仕事ですが、
こんな風に机に向かって行う仕事もあるのです。
体力勝負の仕事ではないので、これならば女性でも安全に仕事ができます。

<現場データ>
7ロット(もうすぐまたコンクリートの打設です!)
6月中旬のコンクリート打設に向けての進捗率 
躯体構築
鉄筋工...100%
型枠工...90%
ニューマチックケーソン
掘削工...100%

現場でガーデニング

June 6 [Fri], 2008

写真1_小.jpg
写真1のこの物体、全て円柱型で、色はグレー。
さて、何かわかりますか?

学生時代、実験したなぁ~。
と、学生時代の思い出が蘇ってきます。
実はこれ、コンクリートのテストピースです。

東京都下水道局の工事では、
コンクリートを打設する際、
150㎥ に一度、コンクリートが発注した通りに出来たものが
現場にきているかを検査する試験を行わなくてはなりません。
その中で、テストピースを採取します。
コンクリート打設から、
7日目の強度、28日目の強度を測るためにテストピースを3つずつ6つ採取して、
実際に打設からそれぞれの日数が経ったときに、
現場のコンクリートがどれ程の強度が出ているかということを調べるため、
テストピースに上下から力を加えてつぶすという、圧縮強度試験を行います。

この写真1がその圧縮強度試験で使用したテストピースです。
普段なら、処分してしまうテストピースですが、
それを使って、事務所の裏に花壇を作り、
ハーブなどのたくさんの植物を植えました!
現場の中に花があると、気分も明るくなります。
今はまだできたばかりで、
花壇の後ろのフェンスが見えていますが、
夏になれば、蔦も生い茂って、もっと素敵な花壇になると思います。
楽しみです♪

完成_小.jpg
<現場データ>
7ロット
6月中旬のコンクリート打設に向けての進捗率 
躯体構築
鉄筋工...70%
型枠工...55%
ニューマチックケーソン
掘削工...75%

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