レポーター

名前
浅場 英介
あさば えいすけ
会社名
株式会社竹中工務店
入社年
2004年入社
学部専攻
理工学研究科
建設工学建築専攻
出身地
神奈川県
趣味
読書・ゴルフ
月別アーカイブ
2009年9月 [1]
2009年6月 [2]
2009年5月 [1]
2009年4月 [2]
2009年3月 [1]
2009年1月 [2]
2008年12月 [2]

鳥居坂計画

2月から次の建築現場に配属になりました。

と、その前に・・・配転の休暇をもらって、一家でグアムに行ってきました。 海はきれいだし、円高だし、最高でした。

写真1.休暇で過ごしたグアムの海

話は戻りますが、今回の配属もマンション、場所は六本木です。
建物形状は、地下2階、地上8階で、延床面積は約15400㎡。
先月までいた工事のおよそ3倍の規模です。
落差10mを超える急傾斜の敷地に立ちます。

完成形はこうなります。

写真2.外観完成予定図

工事は現在、最下層の耐圧盤の配筋と根切工事を平行して施工中です。
下の写真は、上図の左側奥から建物に向かって撮影したものです。

写真.3 耐圧盤の配筋・根切工事施工状況

傾斜地なので、斜梁がかかっていますね。
外周ではよう壁を作っています。

建築現場は、外から見ているとわからないのですが、
プロジェクトごとにまったく中身・プロセスが違うのが
面白いところだと思います。

一品生産で、関わる人や関わる会社も違うので、手作り感たっぷり。

現場ごとに知恵を絞って工夫を凝らしているわけで、それぞれやっぱり違う。


建設産業の魅力の一つだと思っています。

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工事の流れ(前回の続き)

<外部仕上工事>H20.7〜12
建物内部の仕上作業と平行して、外部でも仕上作業を始めます。
建物の外側は、大きく分けて屋上と外壁、それから外構があります。
外部の作業は雨風にさらされるため、
作業ができない日もしばしばあり、
日々の作業日程の調整が大変な仕事になります。

■屋上
屋上でもっとも重要なのは、防水工事です。
水もれがないよう品質管理を徹底します。
通常のアスファルト防水は釜を焚いて
加熱溶融させながらの施工になるため
煙や臭気が発生してしまいます。
しかし今回は住宅街での工事になりますので、
「ハル e コート」という防水工法を採用しました。
釜を用いない常温工法のため、
近隣環境への影響を抑えることができました。
下の写真の黒い面が防水施工面です。
それから白いシートは雨対策です。
9月は雨が多かったため、
外壁の仕上げを少しでも進められるよう、設けました。

ピクチャ 2.jpg

続いて床と花壇を打設し、
ペントハウス、屋上テラス屋上緑化を仕上げました。
写真の植栽はドウダンツツジですが、
残念ながら12月の写真なので落葉しています。
5月頃に花が咲くので、楽しみですね。

ピクチャ 03.jpg

■外壁
外壁面の仕上はタイルです。
一枚一枚、図面通りに貼り付けていきます。
下の写真は目地を詰めているところです。

今回の工事で使用したタイルの枚数は約150,000枚。

大変な労力がかかっていることが想像できるかと思います。

ピクチャ 04.jpg

外壁の仕上が完了したら、外周の足場を解体していきます。
ここでようやく建物の外観を見ることができるようになります。

ピクチャ 05.jpg

■外構
花壇を作って、土を入れて、植栽をします。
最後に床石をはって、完成です。

ピクチャ 06.jpg

ピクチャ08.jpg

以上11月末で一通りの工事は完了です。

12月は検査、検査、検査の連続。主な検査は4つあります。
確認検査機関は、主に建築基準法の適合を検査します。
消防署は、主に消防法の適合を検査します。
住宅性能評価機関は、品確法の適合を検査します。
事業主様は、住人の目線、維持管理の目線で検査します。


1月から内覧会が始まり、
実際に住まれる方に確認していただきました。

そして1月末で建物引渡に至ります。

そして本日は1月24日。
私は現在、1月末の引渡日に向けて最終準備を進めています。
2月からは六本木のマンションの作業所に配属予定です。

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工事の流れ

続きまして、地上躯体工事、内部仕上工事の流れを紹介していきます。

<地上躯体工事>H20.5〜8
地上の工事が終ったら乗入れ構台を解体して、
地上部分の躯体工事が始まります。
外壁の工事を行うため、建物外周には足場を組み立て、
シートを張っていきます。

ピクチャ 3.jpg

ピクチャ 4.jpg
<内部仕上工事>H20.4〜H20.11
入れ物(躯体)ができあがったら、
今度は中身(仕上)の工事を進めます。
マンションの場合、床面積あたりの仕事の密度や物量が多い為、
作業の順番決めや搬入の調整、
それに日々の片付け清掃をきちんと行うことが大切です。

下はアルミサッシの取り付け状況です。
建築の仕事で難しいのは、異業種間の取合いが多いことですが、
サッシはその最たるものといえるかもしれません。
外部側の止水方法やタイルの納まり、
室内側の床・壁・天井の納まりが影響してきます。
十分に事前検討して図面を作りこんでから製作し、
現場に搬入して取り付けます。

ピクチャ 5.jpg

続いて断熱材の吹付け、設備配管、電気配線、下地の組立てをします。

ピクチャ 6.jpg

次に家具を取り付けて、ボードを張ります。

ピクチャ 7.jpg

二重床、クロス、フローリング、床石の施工をしました。

ピクチャ 8.jpg

あとはキッチン・洗面化粧台・トイレ・扉関係を設置して、
電気・ガス・水道・空調関係の器具付け、
窓・建具・機器類その他の調整、
そして最後に清掃をして完成です。

ピクチャ 9.jpg

一方でエレベーターや機械式駐車場などの組立工事も行っていきます。
写真は機械式駐車場の状況です。
地下にこれだけの部材を入れていくのはとても大変です。

ピクチャ 10.jpg

次回は外部の仕上工事の流れを紹介します。

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