早送り
October 19 [Tue], 2010
おはようございます。
今回は現場のPC構造ホロー桁部分を少々説明させていただきます。
PC構造(プレストレストコンクリート)は、通常のRC構造(鉄筋コンクリート)とは違い、橋にかかる引張力に対してPC鋼材を用い、コンクリートに事前に圧縮力を加える(プレストレス)ことで、荷重を受けたときにその引張力を制御する構造であり、長い支間長を持つ橋梁に適しています。
ちなみにホロー桁は一般的に中空床板桁と呼ばれ、断面は四角く、中心部に発泡スチロールを入れて軽量化しています。
"おいおい。中が空洞で橋は平気なのか?!"という声が聞こえてきますが、桁が重ければそれだけ桁自身を支える必要が出てきて、逆に不経済な設計となってしまいます。
よって強度を保ちながら、バランスよく軽量化する。PC橋の技術は凄いです。
現在のところ、現場では橋台を施工し、また仮置場で桁の製作に入りました。
ですので、今までの一連を早送りで説明致します。
【1】 まず現場に鉄板を敷いて、工事用車両等が進入できるようにします。

【2】次に場所打ち杭を施工します。
写真はオールケーシングでの掘削・圧入状況です。
構造物が耐えられるように地中深くまで掘削し、
杭鉄筋を建て込み、コンクリートを打設し、基礎杭とします。

【3】次に構造物の基礎構築となります。
写真はバックホウでの基礎掘削状況です。
掘削完了後、鉄筋と型枠を組立て、
打設した杭を巻き込み基礎を構築します。

【4】次に基礎と柱の施工に入ります。
写真はクローラクレーンでの柱鉄筋を建て込み状況です。
こちらも杭と基礎とが一体化するよう、
基礎構築時に柱鉄筋を巻き込みます。

【5】次に柱の施工に入ります。
写真は高所での作業を可能にする足場の組立状況です。
柱鉄筋の周囲に足場を組立、鉄筋・型枠の組立、
コンクリートを打設します。

【6】次に梁・スラブ、橋台の施工に入ります。
写真の手前側は、RC高架橋の梁スラブ構築状況です。
真ん中に構築した柱があります。
道路を挟んで奥に見えるのが、
川崎側の橋台となります。
支保工、型枠、鉄筋、コンクリートと順に施工していきます。

【7】近隣および電車へ飛散物や飛び出しがないよう、
シートで囲って施工を行っています。
このシートがめくられると、いよいよ、橋台が姿を現します。
しかし、今回はここまで!
メインのホロー桁架設時に全貌を明らかにします。

話は飛びますが、
次回は営業線近接での作業を特集したいと思います。

